OS X El Capitan のライブ変換を 2 カ月間使ってみた結果

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2015 年 9 月 30 日に OS X El Capitan がリリースされ、OS 標準の日本語入力に “ライブ変換” という機能が搭載されました。

ライブ変換とは、日本語の入力中にスペースキーを押さなくても自動的に漢字かな交じり文に変換される機能です。

使ってみると予想以上に変換精度が高く、操作性がよかったために常用し始めたのですが、2 カ月後には以前使っていた変換システム( ATOK )に戻すことになりました。

ライブ変換のいいところ

ライブ変換を使って、すぐに感じたのは

  • 変換精度が高い
  • 操作性がいい(手に馴染む)

ということです。

OS X El Capitan の発表で ”ライブ変換(自動変換)” というキーワードを見たときは、今までの OS X の日本語入力の精度がアレすぎたので、正直、全然期待していませんでした。

ところが、実際にライブ変換をオンにして日本語入力をしてみると、ほとんどミスなく自動的に変換してくれたのに驚きました。十分に実用的な変換精度だと思います。

操作性のよさというのは人によって感じ方が違ってくると思いますが、自分の場合はヘルプや Apple の Web サイトを調べなくても使えて、短い期間でストレスを感じずに入力できるようになりました。

Windows から Mac にスイッチしたときに感じた、UI の使いやすさの感覚が日本語入力にもやってきた感じです(抽象的すぎてすいません^^;)。

ライブ変換を 2 ヶ月間使って ATOK に戻した理由

変換精度が高くて、操作性もいいライブ変換を 2 ヶ月で ATOK に戻してしまったのには 2 つの理由があります。

使っていると動作が急に重くなってしまうことがある

ブログ記事は WordPress で書いているのですが、急に動作がひどく重くなってしまうことがあります。

どのくらい重くなるかというと、「今日はいい天気」とキーボードを打鍵しても画面上には何も表示されず、3 〜 5 秒後にライブ変換されながらパラパラと出てくる感じです。

最初は記事の文字数の影響かもしれないと思ったのですが、2 万字近い記事で快適に使えたのに、1500 字ほどの記事で重くなってしまうことがありました。

他のアプリケーションを終了させてたり Mac を再起動してみたり、いろいろと重くなる条件を探ってみたのですが原因はわかりませんでした。

Mac 間のユーザ辞書の同期がうまくいかない

ライブ変換(実際は OS X El Capitan の日本語入力システム)は iCloud 経由で Mac 間や iOS とユーザ辞書の同期ができるようなのですが、自分の環境ではうまくできませんでした。

ATOK では ATOK Sync というサービスでユーザ辞書の同期ができていたので、複数台の Mac を使っている自分にとってはかなり辛い状況でした。

しかも、ライブ変換ではユーザー辞書のエクスポートとインポートという機能も見当たらないので、それぞれの Mac に手動で辞書登録をしなくてはなりません;;

そして ・・・

上記 2 つのストレスが少しずつたまっていき、ちょうど 2 ヶ月を過ぎたころ

ATOK に戻そう!

という気持ちになりました。

まとめ

ライブ変換をしばらく使ってみて、変換精度はかなり高く、操作性も優れていると感じました。

できることなら使い続けたかったのですが、急に重くなってしまう変換と同期されないユーザー辞書に我慢できずに ATOK に戻りました。

特に変換が重くなったときは、文章を作成する作業そのものが中断してしまうので本当にきつかったです。

しかし、今後の OS X El Capitan のアップデートで少しずつ改善されていくと思いますので、期待して待ちたいと思います。

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