2012 年 7 月に Macbook Pro Retina 15 が届いてから「これでしばらく Mac を買うこともないかな?」と思っていたのですが、約 1 年後の 2013 年 8 月に、デスクトップ機である Mac mini を買っていました。
実は前から Mac mini というモデルがあることは知っていたのですが、自分が持っていたイメージは「 とりあえず Mac を使ってみたい人が買う格安のモデル」というものでした。デスクトップの Mac が欲しいなら iMac を選べばいいのにとまで思っていました。
そんな自分が Mac mini を購入した理由や、現在どのように使っているかを、これから 3 回に分けて紹介したいと思います。
(1)ー Mac mini を購入した理由 ー (今回)
(2)ー Mac mini の選択とカスタマイズ ー
(3)ー Mac mini こんな感じで使ってます ー
Mac mini に興味がある方、これから Mac を使ってみたいと思っている方、十分に使えるだけの性能があるんだろうか?と疑問に思っている方の参考になれば幸いです。
Mac mini を購入した理由
購入した理由はいくつかあるので、まずは箇条書きにしてみます。
- ノートパソコン( Macbook Pro Retina 15 )をつなぎ替えて使うのが大変になった
- クラムシェルモード*がノートパソコンに与える影響が常に心配だった
- スリープから復帰して使う不安がどうしても消えなかった
- ストレージ容量の空きに余裕を持たせたかった
- なんといっても価格が安い
- 今、使っているディスプレイが使える
ことがあげられます。これだけだと、ちょっとわかりにくいと思いますので、もう少し詳しく説明します。
* Apple のノートパソコン( Macbook シリーズ)に外部ディスプレイをつなぎ、本体のディスプレイを閉じた状態で使用する機能。本体のキーボードとトラックパッドが使えなくなるため、外部キーボードとトラックパッド(またはマウス)も必要になる。
ノートパソコン( Macbook Pro Retina 15 )をつなぎ替えて使うのが大変になった
Macbook Pro Retina 15(以下 MBPR15 とします)は外出先でも自宅でも利用していて、自宅で作業する場合は、ディスプレイを閉じた状態で外部ディスプレイと接続して使う「クラムシェルモード」という状態で使っていました。
こんなイメージですね。
MBPR15 一台で、外でも自宅でも使えるので無駄がなくていいのですが、外で使う機会が増えてくると、自宅に戻ったときに、毎回ケーブルを接続するのが負担になってきました。
バッグからパソコンを取りだして、電源ケーブル・ディスプレイケーブル・サウンドケーブルをつなげるのですが、外に持ち出す機会が増えるほど「またか」という気持ちが強くなってきます。
クラムシェルモードがノートパソコンに与える影響が常に心配だった
クラムシェルモードのときは、MBPR15 はディスプレイが閉じられた状態で動作しています。
ノートパソコンとして使っているときでも、少し重い処理をするとキーボードの上の方に熱を持ち始めるので、ディスプレイを閉じた状態では、キーボードとの間に熱がこもってしまって、本体ディスプレイはもちろん、パソコン本体も痛めてしまうのではないかといつも心配でした。
スリープから復帰して使う不安がどうしても消えなかった
クラムシェルモードのときは、トラックパッドやキーボードからのアクションでスリープから復帰して、外部ディスプレイに表示が移るのですが、たまに復帰がうまくいかなくて、再起動が必要になることがありました。
そんなに頻繁に起きるわけではなかったのですが、急いで使いたいときに起きると、いったんケーブル類をはずして、再起動するなどの手間がかかるので、ストレスがたまりました。
また、スリープと復帰を繰り返していると、システムの細かい動作が怪しくなることもありました。
ストレージ容量の空きに余裕を持たせたかった
MBPR15 の SSD は 768 GB ありましたが、PDF 化した書籍や Aperture で管理している画像データ、さらに動画の編集データなどを入れると、どうしても空きが少なくなってきます。そして、これらのデータは今後も確実に増えていきます。
しかし、SSD のアクセススピード確保とアプリケーションの一時作業領域のために、総容量の約 1 / 3 ( 約 250GB )は空けておきたいと思っていました。
なんといっても価格が安い
パソコンの買い増しを考える場合、やはり価格は大きな要素です。当時の正確な価格は覚えていませんが、Mac mini なら 5 万円台の後半から Apple Store に並んでいたと思います。
実際はカスタマイズを行うので、もっと高くなりますが、それでも iMac をカスタマイズするよりは、だいぶ安くなります。
今、使っているディスプレイが使える
クラムシェルモードで DELL の 30 インチディスプレイを接続していましたので、そのまま使いたいと思っていました。
このディスプレイは Windows パソコンでも使っているので片付けることができません。ですので、もし iMac を選択すると、パソコンテーブルに大きなディスプレイが 2 つ並んでしまいます。
そんなに広くないパソコンテーブルに、30 インチと 27 インチのディスプレイが並ぶのは避けたかったので、今使っているディスプレイで何とかしたいと考えていました。
以上が、Mac mini を購入した理由になります。
次回は「 Mac mini の選択とカスタマイズ」について書きたいと思います。
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