Macbook Pro 13 で Aperture の動作が重くなってきた
Macbook Pro 13(以下、MBP13)を 2010 年の 4 月に購入して以来、Windows と併用しながらも次第に使う時間が増えてきました。
なかでも iPhoto が当時とても気に入っていて、それまで Windows で使っていた「Thums Plus」や「Picasa」よりも、アプリとの距離が近く感じられました。
そして、以前にフィルムカメラで撮ってスキャンしたものはもちろん、デジカメで撮った写真がどんどん蓄積されていきました。
しかし、登録した写真が 10,000 枚を越えた頃から iPhoto の動きがもっさりしてきました。
特に写真一覧のスクロールのスピードが遅くなり、サムネイルは枠が先に表示され、後からかなり遅れて内容が表示されるようになりました。
そこで、ネットで調べたところ、iPhoto より Aperture の方が大量の画像管理を軽快に行えそうだということがわかり、さらにAperture の価格が App Store で急激に安くなっていることもあり、思い切って購入しました。
iPhoto のシンプルなインターフェースから Aperture に移って、最初は少し戸惑いましたが、確かに iPhoto よりも動作がきびきびしていて、慣れてくるといろいろな方法で管理できたり、細かい画像の調整もできることがわかり、非常に便利に使えました。
こうして快適に Aperture を使っていたのですが、登録した写真が 25,000 枚を越えたあたりから iPhoto で起きていた、写真一覧でサムネールの枠が先に表示され内容は後から表示されるという現象が少しずつ起きるようになってきました。
また、MBP 13 の ストレージ(SSD)容量も 256G と決して多くはなく、写真の増加とともに徐々に空き領域を圧迫しつつありましたので、さらなる対策を考えなければならないなと思い始めていました。
これ以上ないというタイミングで Macbook Pro Retina 15 が発表される
外付けストレージに Aperture のデータを置くようにしようか、でも MBP 13 は Firewire 800 か USB 2.0 しかインタフェースがないからさらに遅くなるしなあ…、メーカー保証はあきらめてストレージをサイズの大きな高速の SSD にしようか、でも換装失敗のリスクもあるし何よりお金がかかりすぎる…と、考えが堂々巡りしていました。
そんな悩みの真っ最中の 2012 年 6 月、 WWDC で凄いノートパソコンが発表されました。
Macbook Pro Retina 15 です(以下、MBPR)。
そこで発表された、魅力的なデザインや斬新な仕様は多すぎて書き切れないのですが、
- おそらくパソコンに始めて搭載された Retina ディスプレイ
- ストレージがすべてのモデルで SSD(しかも超高速で最大 768 MB 搭載可)
- CPU は Core i7 Quad Core
- 外部インターフェースに USB 3.0、Thunderbolt 搭載
- Macbook Air の最厚部と変わらない薄さ
- 15 インチなのに 2.02㎏
など、デザイン面も性能面も、自分にとっては非常に魅力的でほぼ一目惚れ状態でした(熱くなりすぎですね…)。
一晩寝てもこの一目惚れは覚めず、MBP 13 を購入してから次のパソコン購入用に毎月コツコツ貯めてきた「パソコン貯金」を確認後、Apple Store のページでメモリ 16GByte、SSD 768Gbyte にカスタマイズして、「ポチッ」と購入ボタンを押していました。
きっちり動いて美しい
Apple Store のページで受付が開始された次の日に注文したのにもかかわらず、相当人気だったせいか、発送されるまでに一ヶ月近くかかりました。
箱から取りだして、予想以上の筐体のデザインの良さに感動したあと、一通りののセットアップを終えて使い始めました。
MBPR を使い始めて思ったことは
- 外部器機との接続も含めて、ハードもソフトもきっちり動く
- Retina ディスプレイの見やすさは想像以上によい
ということでした。
パソコン(特に Windows 機)は、いつもどおり使っているのに、時々うまく動かなくなることがあります(自分の経験上です)。
例えば、いつもどおりパソコンの電源を入れて外部器機を接続して使い始めると、接続した器機が認識されていないことがある(何回か接続し直すと認識する場合もある)とか、アプリのボタンをクリックしても反応しなくなる(アプリ再起動で反応するようになる)とかです。
Mac ではこれらの現象は起きにくいのですが、それまで使っていた MBP13 で非常に重い処理(負荷が大きい処理)を続けていると、たまにアプリが正常に反応しなくなることがありました。
ところが MBPR ではそれがほとんど発生しないのです。多分、ハードウェアとソフトウェアの連携の良さに加えて、ハードウェアの性能が飛躍的に上がったため、ソフトウェア(アプリ)からの処理要求を余裕をもってこなせるようになったからだと思います。
そして Retina ディスプレイによる表示は想像以上でした。大げさな言い方になるかもしれませんが、紙に印刷されている文字を見ている感じです(個人的な印象です)。
不思議なもので、同じドキュメントでも MBPR で見ていると印象が違ってきて、読んだり書いたりが楽しくなってきます。
カスタマイズもかなり贅沢に行ったため、合計で 30 万円近くになりましが、購入から 2 年たった今でも性能的に不満はなく、毎日気持ちよく使えてますので、いい買い物だったかなと思えます(バッテリーもまだまだ 5 時間は使えて元気です^^)。
13 インチも気になるけど Air Retina の噂がもっと気になる
実は 2011 年の 1 月に購入した Macbook Air 11(以下、旧 MBA11)なのですが、外で自宅ですごくハードに使い続けたためにバッテリーの消耗が目立ち始め、さらに SSD も 128GByte だったので容量的にも苦しくなり、2013 年の 10 月に Macbook Air 11 Mid 2013(以下、MBA11)を購入しています(それまでの 旧 MBA は嫁の元に嫁ぎました)。
ですので、現在は外出先で腰を据えて仕事をしたいときは MBPR、それ以外は MBA11 を持って出かけています。
この 2 台の使い分けはとても便利なのですが、一番気になるのがディスプレイの違いです。
MBA11 も小さな画面にピクセルが凝縮されているので 135ppi はあるのですが、やはり MBPR の 220ppi とはだいぶ見え方が違ってきます。人間の目は贅沢なもので(自分だけかもしれませんが^^;)、MBA も Retina だったらなあ、と日に日に思うようになってくるわけです。
しかし、MBA はまだ Retina モデルが出ていませんので、興味は Macbook Pro Retina 13(以下、MBPR 13)に向かってしまいます。
さらに気になるのが、ここ 1 〜 2 年は「Macbook Air がついに Retina 化」と新モデル発表の時期が近づくたびに騒がれていることです。
もう、こうなると Macbook Air が Retina になったら MBPR13 との違いはなんなんだろう?とか、いろいろなことを考えてしまうので、しばらくはじっと我慢で静観しようと、堅く心に誓っています。
毎回のことですが、どうもうまくまとめられず、タイトルから少し離れて締まった感じはありますが、MBPR は今まで使ってきた、どのノートパソコンよりも素晴らしいパソコンだと感じているということをお伝えしたくて書いた記事でした。
<追記>
記事を書いたあとに「今まで使ってきたノートパソコンてどんなものがあったかな」と思い、できる限り思い出してみましたので、列挙してみたいと思います(購入時期の順番はおおよそのものです)。
- NEC PC-9801 NC(多分、日本初のコンシューマ向けカラーノートブック。増設メモリ込みで 80 万円位した気がする)
- Epson Direct Endeavor(細かい仕様は忘れました・・・)
- 東芝 Libretto 20(小さくて、細長かったような気がします)
- Epson のノートパソコン(名前は忘れました)
- SONY VAIO PCG-505(当時、画期的な薄さでした)
- SONY VAIO PCG-C1(小さかった記憶しか・・・)
- SONY VAIO PCG-505GX/4G(また、505 シリーズを買いました)
- SONY VAIO PCB-QR1(取っ手がついてるアットホームなノートパソコン、でも大きい)
- Epson Direct Endeavor( 2 台目のエンデバー)
- Panasonic Let’s Note CF-W4(軽さと丈夫さにあこがれて購入)
まだあったと思うのですが、今思い出せるのは上記くらいです。買い換えるときは、それまで使っていたノートを友人に売ったりオークションに出したりしていましたが、それにしても良く買っていたなあと思います。
また、思い出せたら追記したいと思います。
コメント